神が俺にハローワークに行くなといっている、の巻

前回までのあらすじ

世界中に散らばる、七つ集めると願いが叶うという伝説の宝玉、神龍珠。世界各地を駆け巡りようやくその全てを手に入れた伝説の勇者の末裔、タカヒコ。ひょんなことから学校一の美女、今鹿（ナウシカ）と付き合うことに！「ギャルのパンティーおくれ！」とタカヒコが叫んだ時、神龍珠から召還されたブルーアイズアルティメットシェンロンから衝撃の一言が！「もし私の仲間になれば、世界の半分をお前にやろう！」

世界が暗雲に立ち籠めたその時、落語家の三遊亭超々切丸（さんゆうていちょちょぎれまる）は得意の演目「ギャルのパンティー怖い」を一席ぶつことによって、ブルーアイズアルティメットシェンロンの怒りを鎮めた。

一方その頃、グーグルアースで世界の恥部と暗部を覗くことを日課にしている無職こと俺は、ついにラストダンジョンに赴くことを決意した。お供に記憶喪失で過去を取り戻せないでいるボーカロイドを引き連れて、俺は世界の終着駅、錦糸町に総武線で乗り込むのであった……

　というわけで行ってきました。ハローワーク。今回の目的は失業保険の受給申請を行うこと。昨日決断して今日行くとなると、体重減ったからフットワーク軽くなったか、あぁん！？

　だけどですね。昨日思い立ってよっしゃ今日朝からやったろ！思うたらですね。朝から雨、そして地震。朝から気合いいれよう思ってシャワー浴びてたらですね。急の停電。めっちゃシャンプーしてたっちゅうねん！めちゃくちゃースキやっちゅうねん！って俺の中の倖田來未が叫びましたし、風邪引くわ思いましたしね。この時点で俺のハロワ行く気力が皆無、くっ！ガッツが足りない！的なアレに。結局停電復帰せず、水シャワーを浴びて戦闘状態に持っていくことに。

　初めて行くハローワークは色々と思うところありましたけど、これについては別の稿で。侵入！ハローワーク！的なやつ。

　なんだかんだあって無事に受給申請は完了。今月中にもう一度行かなきゃいけない。就労の意思を見せないといけないのが受給条件なので。

　家に帰ると、空は曇り。よっしゃ！自転車しばいたろか！思っていつも通りに自転車を漕ぎ出す。俺の上を鳥が通過する。鳥が落とし物をする。俺の腕に付着する。糞が俺の腕に着く。テンション下がる。

　神は俺に仕事をするなと言っている。俺にハローワークに行くなと言っている。

　普段しないことをするなと言っている。俺に無職でいろと言っている。神がそういうなら仕方無いか……

次回予告

ぼく、ニーチェえもんです。超人ルサンチマン乗りこえ太くんがまた丸の内OL（27歳）の尻を追っかけ回してたら、ガキ大将のフロイトアンとスネトゥストラが超人ルサンチマン乗りこえ太くんを見つけていじめちゃってるよ〜。そこでぼくのひみつ道具「善悪の彼岸コプター」を使ってみたら、スタンダールかちゃんのお風呂に通じてさあ大変！

次回、まだたびをする、は「どこでもルサンチマン」の巻と「もしも神が死んだらボックス」の巻の2本です。

また見てね〜