2021年NHKマイルカップを血統などから予想してみる。
先週の天皇賞(春)は◎ディープボンドと▲ワールドプレミアのワンツーでしたね。まあトリガミでしたけど。とはいえ、ブログでの初エントリで予想した結果は悪くなかったのではないでしょうか。カレンブーケドールは買えなかったけど、さすがに強かったですね。
2021年天皇賞(春)について予想をダラダラ書いてみるやつ - なんかいいことおまへんか!! (hatenablog.com)
ということで、調子に乗って3歳マイル王者を決めるNHKマイルカップを予想したいと思います。早速ですが、◎本命を挙げた後にその根拠を主に血統の側面からダラダラと書いてみましょう。その前に出走表はこちら。
前日の5月8日(土)20:30時点での一番人気はグレナディアガーズ、次いで2番人気のバスラットレオン、3番人気のシュネルマイスター。先週の天皇賞(春)に続いてNHKマイルカップも混戦模様です。さて、ぼくの本命はというと……
◎グレナディアガーズ
天皇賞(春)に続き1番人気を本命に挙げるという暴挙。でも仕方がない、本命なのですから。さて、グレナディアガーズ。2歳G1の朝日杯FSをレコード決着で優勝、次のレースのファルコンステークスは追い込んでの2着という戦績で今回のNHKマイルカップに臨みます。しかしファルコンステークスでは勝ち馬のルークズネストとはタイム差なし。むしろトライアルとしておつりがあるくらいのレース運びでした。戦績から考えると伸びしろはある。それだけではなく、やはり注目するのは芝1600mの持ちタイムと加えて血統面から。
NHKマイルカップは1:32秒台の決着がほとんど。
過去のNHKマイルカップの優勝馬のタイムは1:32秒台が過去10年で7回。マイルで最も速い馬が勝つといっても過言ではない。であれば、2歳G1朝日杯FSをレコード決着(1:32.3)で優勝したグレナディアガーズを馬券から外すわけにはいかないでしょう。ちなみに朝日杯FSの持ちタイム上位馬で今回のNHKマイルカップに出走する馬は……
グレナディアガーズ>バスラットレオン>ロードマックス>ホウオウアマゾン>ショックアクション、となります。
今年のNHKマイルカップが良馬場で行われることを考えれば、順当に朝日杯FSの勝ち馬から考えていきたいところ。ということで本命◎グレナディアガーズになりました。
さて、もう一つ血統面から考えていきましょう。
ノーザンテースト、デピュティミニスターなどアメリカ血統を持ってる馬を考えたい。
昨年の勝ち馬、ラウダシオンは母方にストームキャット、父方にはインリアリティーを持ち、2着馬のレシステンシアは父ダイワメジャーの母父にノーザンテースト。一昨年の勝ち馬アドマイヤマーズも父ダイワメジャーで同じくノーザンテースト持ち。このようにやはり目立つのは米国血統。であれば、米国血統を狙いたいところ。今年のNHKマイルカップ出走馬で目立つのは欧州血統のサドラーズウェルズ持ち。アドバンテージである米国血統を祖先に持つ馬から狙っていきたい。
そういう意味ではグレナディアガーズは父フランケルという欧州の大種牡馬でありながら母方にはデピュティミニスターやファピアーノという米国血統があり、こちらも補強材料。なので、グレナディアガーズは持ち時計や血統面からも本命を打ちたいと考えています。逆に言うと欧州血統が強く出ている馬はそれだけで割引ですが、加えて持ちタイムからも判定するとよいのではないでしょうか。
では、◎グレナディアガーズの不安要素は何か。それを一つ挙げるとしたら……次の内容でしょう。
NHKマイルカップの上位馬はマイル~スプリント適性を発揮する。
これもまた昨年の上位馬であるラウダシオンやレシステンシアは今年のスプリントG1高松宮記念に出走。あるいは戦績としては1200m~1600mで良績を挙げています。一昨年の皐月賞で本命にしていたアドマイヤマーズも皐月賞では4着、しかしその後はマイル路線で勝ち星を重ねています。このようにNHKマイルカップでの上位馬はマイル~スプリント路線>>マイル~中距離路線を考えたいところ。
では、グレナディアガーズはどうかというと、これまでは1400m~1600mに出走して掲示板内を確保。なのでギリギリセーフかと考えたいですが、今後欧州血統が色濃く出るとタフなマイル路線~2000m路線に行くかもしれない。その点が若干不安なところでしょう。では、本命◎グレナディアガーズを打ち負かす可能性のある馬はいるのか。対抗、穴馬などを考えます。
〇ホウオウアマゾン、▲グレイイングリーン
▲グレイイングリーン爆穴になってしまったけど先に〇ホウオウアマゾンの見解から。今回のNHKマイルカップ出走馬かつ朝日杯FS出走馬でデイリー杯2歳Sの1:32.4で持ちタイム2頭目。2歳時の良績からきっちりと前走アーリントンカップで勝ちました。若干おつりがない可能性があるのが不安ですが、母方にはサンデー系と米国血統(みんな大好きA.P.Indy)があるので対抗としました。初の遠征なので馬体重やパドックを注視したいところです。
▲グレイイングリーン、血統的には父ディープインパクトは文句なし。母リトルゲルダは芝1400mG2のセントウルステークス勝ち馬でスプリントからマイルを主に戦ってきました。インリアリティーやストームキャットを内包したアメリカ血統にも注目。前走のアーリントンカップは大敗しましたが、それが逆にオッズの妙味というもの。大外という割引材料もある。不安は鞍上の武藤騎手に未だ重賞勝利がない点や1600mの持ち時計か。
他の買い目としてアナザーリリック、ピクシーナイト、バスラットレオン
現在10番人気のアナザーリリックはアネモネS1着馬。そして菜の花賞では1着馬スライリー(フローラS2着馬)とタイム差なしの2着。これまでのレースはすべてマイルということでこのままマイラー路線を貫いてほしい。血統的にはサンデーサイレンスのクロスとノーザンテーストを内包。
ピクシーナイトは大外枠が嫌われてか6番人気。こちらもノーザンテーストを内包。というかアナザーリリックと同じくサクラバクシンオーが母方に。アーリントンカップではホウオウアマゾンの4着馬です。
バスラットレオンは朝日杯FSの4着馬でNZTをぶっちぎりの優勝。順番としてはバスラットレオンがグレイイングリーンについでの△と考えたい。血統的にはキズナの米国血統が吉と出れば。母方は若干欧州血統の色が濃い。キズナ産駒は先週のディープボンドに続いてG1で好成績を残せるかどうかでしょう。
まとめ:買い目を考える
馬券を買うのは馬体重とかパドック見てから考えたいところですが、現状としては◎グレナディアガーズの単勝、そして馬連を今回挙げた5頭に流すのを本線として考えています。あとは3連複系としてはグレナディアガーズを頭に2着にホウオウアマゾン、グレイイングレーン、3着にアナザーリリック~に加えてソングライン、ルークズネストでしょうか。軽視したいのはランドオブリバティとシュネルマイスター。どちらも欧州血統が強め。とはいえルメール切るのは無謀の気もします。
こんな感じです。先週に続き当たりますように!